屋根置きでのルームエアコン工事は、「足場が悪い」「プラスチック屋根が割れそう」など、ひとたび想像するとハードルが高く見えがちです。
実際、通常の壁貫通スリーブとは違い、高所や安定しない場所での接続や配管を通す作業には特有のリスクが伴います。
しかし、ポイントをしっかり把握すれば、屋根置きエアコン工事は想像ほど難しくありません。
今回は、屋根置きエアコン工事の足場の確認からドレンホース勾配の取り方、フレアナットのトルク管理、さらには真空ポンプによる仕上げなど、現場ですぐ活かせるコツをまとめました。
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屋根置きエアコン工事のポイント
今回の現場
- 入替え、繋ぎかけ、C-YG、右直
- 室外機屋根置き(途中古い波板あり)
屋根置きエアコン工事では安全対策と要点さえ押さえれば、スムーズかつ短時間で施工が可能という点が最大のポイントです。
見た目の危険さに圧倒されず、下地や配管ルートの確認、繋ぎ掛けなどの手法を活用することで、負担を減らして作業効率を上げられます。
結果的に、屋根置きという選択肢があっても施主からの要望に応えやすくなり、施工範囲の拡大や売上の向上につながるはずです。
足場と下地の見極めが安全性を大きく左右する
プラスチック屋根や腐りかけの木材など、不安定な場所が多い屋根置き工事では、まず足場を確保することが何より重要です。
ビスが留められている箇所を中心に、下地が通っている部分に体重をかけるように移動すれば、割れや踏み抜きのリスクを大幅に低減できます。
外での作業が難しい場合は「繋ぎかけ」で対応する場合も
僕は普段掛け繋ぎ(エアコンを掛けてから補助配管の接続をする)を行うことが多いですが、今回は外部での作業が困難なため、「繋ぎ掛け」で先に室内側でフレア加工やドレン配管を行います。
掛け繋ぎで行く場合もありますが、現場の状況を見て判断するようにしています。
今回は外の状況を見て、足元に脚立を置くのは危険と判断して、繋ぎ掛けを選択しました。
どちらのエアコン施工でも、注意するのは配管やドレンホースの勾配です。
接続はフレアナットのトルクレンチで規定値通りのトルクに合わせて、断熱材が剥がれないようにしっかりと固定します。
屋根置き金具の組み立て
外に出る前に、屋根置き金具を組んでおきます。屋根置き金具を組む際は、室外機の足の寸法をしっかりと測っておきます。今回は三菱なので600mmくらいだったと思います。
測ったサイズ通りに、屋根置き金具をセットします。
外で使う道具を予め出して外への出入りを最小限に
室内での作業がある程度終わったら、何度も外と中の出入りをしなくてもいいように屋根置きの金具や外で使う道具一式を予め外へ出しておきます。
この時も、波板の上に物を置いた時に穴が空かないように、できるだけ下地の近くに置くように気をつけます。
屋根置き工事での重要ポイントは、室内側に真空ポンプなど後から使う道具をできるだけ窓の近くに置いて外から手を伸ばして取れる位置に置いておくことです。
特に1人で作業をする場合は、これを意識することで、いちいち靴を履いたり脱いだりしなくても、スムーズに作業をすることができるようになります。
今回は1人で入替えなので室外機の搬入搬出も大変です(笑)
配管のルートをセットする
外へ出て、既存の室外機を外したら配管のルートを確認します。(室外機の外し方は動画をご覧ください)
繰り返しになりますが、今回の現場では波板屋根の上を渡る際に、
「下地が通っている箇所にできるだけ乗る」
「全体重を掛けずに腕で支えながら移動する」
などの工夫をしていました。スリーブ周辺は手が届かない場合、「繋ぎ掛け」で配管を通す際に、室内機側で配管を曲げておくと、外での高所作業を減らすこともできます。
配管のルートをセットして、架台を作る
まずは配管のルートを確認して、必要に応じてサドルで固定したり、接続部分の手前までコーテープを巻いていきます。
接続部分まで巻くと接続がやりにくくなるので注意しましょう。
瓦が波々になってるので、グラグラしない安定した位置に水平に調整して架台をセットし、落ちてこないようにワイヤーで固定します。
屋根置き金具は、後ろ側にワイヤーを固定するより、手前側にセットするとより安定感が増します。片方を仮固定してから、もう片方を固定するという順序で作業します。
室外機をセットして接続
屋根置き架台の上に室外機をセットしたら、あとは通常通りの接続作業となります。
接続が完了したら、必ず真空ポンプで真空引きを行います。
冷媒配管を接続したあと、「真空ポンプ」で内部をしっかり真空引きする工程を省くと、ガス漏れや冷却効率の低下を引き起こします。短時間の工事でも手順を怠らず、真空度を確認しながら仕上げることが、良質な施工の証です。
屋根置き工事のまとめ
事前に下地や配線ルートを綿密に計測し、繋ぎ掛けを適切に活用することで約1時間程度で設置完了しました。
屋根置きエアコン工事を成功させるカギは、いかに安全な足場を確保し、現場を見て最適な繋ぎ方を判断し、必要な荷物を外からでも取れる範囲にして、移動を最小限にすることで、安全かつスピーディーに完了できます。
あとは通常の接続通り、ドレンの勾配を意識して、しっかり適正トルクでの接続と、真空引きを行います。
また、屋根置きエアコン工事に対応できるようになると、他社との差別化や新規案件獲得のチャンスが広がります。電気工事士や配管工の技術を活かしてサービスの幅を広げたい方にとっては、大きなアドバンテージになるでしょう。
結論
ドレンホースやフレアナットなど、細かいパーツへの気配りも欠かせません。特に、真空ポンプを用いた冷媒回路の処理は確実に行いましょう。
こうしたポイントを理解して施工を行えば、危険を回避しながら作業時間を短縮し、施主の満足度を高めることができます。
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