業務用エアコン室内機の配線&化粧パネル取付の施工方法を解説!

業務用エアコンを取り付ける場合、室内機側の仕上げ作業になるのが、この配線の接続と化粧パネルの取り付けです。

比較的簡単な作業ですが、間違った施工をしてしまうと、動作テストでエラーが出てしまったり、パネルが割れたり汚れたりして余計な手間が掛かってしまいます。

今回の解説は、業務用エアコンの工事で、室内機側の最後の仕上げになる作業の「配線」と「化粧パネルの取り付け」の施工方法や注意点について解説していきます。

ジニー
エアコン職人歴15年のジニーです。業務用エアコンの室内機の配線と化粧パネルの取り付けにはいくつかの注意点があるので、しっかり解説していきます!

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今回の現場紹介

今回は、天井がないスケルトンの現場です。

前日に室内機を取り付けて、養生をしている状態なのでまずは養生を外して作業します。
このビスは元々本体に付属されているビスで、三菱の機種の場合は2本くらいある丸い、少し頭の大きいナベビスです。

これは取り付けに関しては使わないので、捨てても大丈夫なビスです。

線を通すスペースを確保

三菱の場合はこんな感じで、電線を入れる所や配管接続をする所があります。
今回は天井がない露出配管の現場なので外さなくても線は通せるかなという感じです。

天井がある場合は、ここのプラスチックの部分に「LOCK」「OPEN」と表記されていて、矢印も書かれているので、これを左にスライドさせてあげると、一体が回転して作業スペースが広がる構造になっています。

これでスライドして回転させるとスペースが確保できるので、この部分を外して作業するとかなりやりやすいくなります。

配線を通していく

ここにリモコン線と、室外機に行っているVA(信号線)を通します。これは通す穴というかルートがあるので、そこから入れていきます。

どのメーカーも同じような構造ですが、三菱の場合はゴムのパッキンが付いているところに線を差し込む感じです。

今回はスケルトンの現場なので、本来であれば天井がある場合に余分な長さの線は天井内に残しておけばいいのですが、見た目を重視するということで、基板の箱の中に少し長めに線を取って、くるっと巻いて接続しました。

その理由は、もし10年、15年、20年後に仮に自分が入れ替える場合に、線を流用できるくらいの長さを確保できますし、他の業者さんが来ても作業しやすくするなると思うので、僕はスケルトンの場合は長めに取るようにしています。

配線の色は、室外機と室内機で色が合っていればOK

接続する色はルームエアコンと同じで、室外機と室内機で色が合っていれば大丈夫です。
僕は黒・白・赤で1・2・3に合わせますが、業者さんによっては赤・白・黒でつないだりする場合があります。

複数人で作業するとき、特に室内側と室外側で担当が分かれる場合は「どの色を1・2・3にするか」を打ち合わせしておくと、差し間違いによるエラーが防げます。

端子に接続する時は、本来であれば手締めで閉めるのが一番安心ですが、僕はペン式ドライバーで仮締めしています。注意点はインパクトで打撃が加わるまで締めると端子の黒い部分が割れる恐れがあるので、僕はギリギリまでペン式で締めて、そこから手締めするようにしています。

リモコン線の接続

次にリモコン線を同じルート(VAを通したところ)から通していきます。 状況によっては反対側から通すこともできるので、刺しやすい方から刺せばOKです。 反対側から刺す場合はビスを緩めてスライドさせれば中に通せます。

リモコン線もVAと同じで、中で余裕を持たせて何周か巻いてから接続するようにしています。 細い線なので被覆を切ってしまうこともありますが、その場合は一度カットしてやり直します。

リモコン線を接続するところは基板に「リモコン」と表記があります。 そこに「電圧を流すと壊れる」、という警告が書かれているので、そこにリモコン線を接続してください。

リモコン線は極性がないので、赤白が逆でも動作はしますが、僕は色を合わせるようにしています。 端子を締める際も、インパクトで最後まで締めると黒い端子が割れることがあるので、ペン式で仮締めして最後は手で締めています。

接続が完了したら、外したカバーを復旧して配線とリモコン線の接続は完了です。

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化粧パネルを取り付け

配線とリモコン線の接続が終わったら、ここからパネルを取り付けていきます。

ちょっと↑の画像だと見えにくいですが、どのメーカーも左右に2か所レバーがあり、爪を上げて外す感じです。

落下防止フックを外す

落下防止のフックが初めから付いているので、それも外して一旦バラします。

化粧パネルを触るときの注意点

化粧パネルは汚れが付着しやすい素材なので、触るときは綺麗な手袋をするか、手袋を外して作業した方がいいです。素手が汚れている場合は手を洗ってから触るようにしましょう。 仕上がり後に汚れを落とすのは大変なので注意してください。

本体に仮止め

パネルを取り付ける時は、まず仮止めできるところがあります。
メーカーによって位置は異なりますが、三菱の場合は同じ場所に2か所あります。

ここにパネルを引っかけると手を離しても落ちないので、その状態で四方のカバーを外して、落下防止の紐を4箇所取り付けます。

ここが、本体とパネルを接続するためのビスです。まずはここを仮止めしていきます。

メーカーによってパネルを止めるビスの形状が違いますが、基本的に同じ要領です。

パネルを本締めする前に、周りのCチャン(C形鋼)との隙間を左右で大体5mmずつ空けるなど、両端の幅を合わせて、まっすぐ均等になるよう微調整しながら本締めします。

本締めが終わったら、先ほど外した四隅のカバーを復旧していきます。復旧の手順は外す手順の逆なので、ここでは省略します。

ムーブアイがついている場合

今回のパネルにはムーヴアイが付いているので、標準パネルとは違い、コネクター線が1本追加されています。

コネクターは差せるところが決まっているので、配線を通す隙間に通し、落下防止用の紐がないのでそのままスライドさせて固定します。

ムーヴアイ用のコネクターは2本、さらにルーバーを動かすためのコネクターを1本合計3本を差し込みます。差し込み先は形状で決まっているので、合うところに差せば大丈夫ですが、分からなければ据付説明書切を確認しましょう。

接続が終わったら邪魔にならないように配線をまとめてカバーを閉めて、フィルターが付いたカバーを閉めていきます。これは向きは特に決まっていませんが、複数台ある場合は向きを統一してあげると見た目がキレイになります。

カバーを閉めたら今回の作業は完了です!

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ジニージニーエアコンチャンネル代表/ Ginny Aircon School学長
エアコン職人歴15年以上。22歳から空調業界へ飛び込み、アルバイトから会社経営まで様々な経験を積む。Youtube「ジニーエアコンチャンネル」の登録者2.35万人。 現在は空調業界のプロフェッショナルとして、ルームエアコンや業務用エアコンの設置、そしてエアコン完全分解洗浄といった専門的な技術を幅広く指導する「Ginny Aircon School」を開校。実践に役立つ空調技術を学べる場として、200名以上の受講者に支持されています。