エアコン配管の溶接ができるようになると、施工の幅がかなり広がります。
ちょっと配管が足りない時に、溶接ができれば問題なく済むケースも多いでですが、逆に溶接ができないと配管ごとカットからやり直したりと大事になりがちです。
この記事では、主に溶接のコツを具体的な現場の例を交えて解説します。
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今回の現場
今回の現場はこちらの配管で配管の太さは5分3分です。業務用エアコンの室外機を置くために予め配管を通した状態で、先の方を溶接して配管を伸ばしていきます。
前回の工事の続きなので、前回の工事をご覧になりたい方は下記の記事をご覧いただけると、全体的な流れがより詳しく理解できると思います。
>>業務用エアコン室外機のベンダー曲げ&化粧カバー攻略!配管接続の施工方法をプロが解説
【参考】今回使用した道具
溶接する箇所を決めてカットする
今回は業務用エアコンの室外機なので、↑の画像でいうとちょうど影の部分あたりに曲げの位置になりそうだったので、少し手前の荷が掛からない場所(=曲げない場所)で溶接することにしました。
なるべく溶接した場所で曲げたくないので、まっすぐな部分で溶接していきます。溶接する場所が決まったら、まずはパイプカッターで配管をカットします。
エキスパンダーで穴を広げる
位置が決まってカットが終わったら、次はエキスパンダーで配管の穴を広げていきます。
穴を広げる側は、とにかく溶接で焼く際に自分が作業しやすい方向(ロウを流し込みやすい方=下側)を広げるようにすると作業がしやすくなるので、状況を見て位置を判断します。
例えば、狭いスペースでなければ、どちらの側を広げても問題ありませんが、溶接作業時には自分が作業しやすい位置を優先します。
今回の場合は、上記の画像の左から来てる既存の配管を上に持ち上げて、上から新しい配管を指して溶接するようにしました。受け側の配管を若干斜め上向きにしておくと、真横よりも作業がしやすくなります。
配管を差し込む前に酸化皮膜防止剤を使用する
配管を差し込む側の配管に、配管内の酸化皮膜の発生を防ぐ為の酸化防止剤を使用しています。
エキスパンダーで広げた穴に新しい配管を差し込む
配管を差し込む際は、とにかくジョイント部分に負荷がかからない形にすることが重要です。
ジョイントしている部分が突っ張ったり負荷が掛かる状態だと、焼いた際に銅が柔らかくなって開いていってしまい、ロウが流れ放題になってしまいます。
とにかく刺す側の配管の形をうまく作って、手を離しても負荷がかからない形を作るようにしましょう。
僕の場合は効率を考えて溶接(焼く作業)は、なるべく一気に焼きたいので、5分の配管を差し終えたら、同じ手順で3分の方も差して1回で焼けるように段取りをしておきます。
しっかり養生していざ溶接!
溶接の際は、火を取り扱うので周りが焼けないようにしっかりと濡れたタオルで養生します。
僕の場合は作業しやすいように、火を点けたらロウの先端をくの字に曲げるようにしています。
Uの字になってるタイプのトーチを使う場合は、火が出る部分を配管にべったり当てると、どうしても熱が上がらず効率がよくありません。
このトーチの場合、一番温度が高くなるのが↑の画像のように少し離した状態で火を当てると、効率よく早く焼くことができます。
まずは元の配管と、差した側の配管も同じくらいの温度になるように炙って温めていきます。
ある程度温まったら、ロウを流し込んでいきます。ロウは高温の方へ流れる性質があるため、流し込むときは必ず流したい方向に熱を加えながらロウを流していきます。
一周ぐるっとロウを流し込めたら、段になってる部分を盛ってあげるイメージで、ロウをしっかり付けていきます。
溶接部分は黒くなるまで触らない!
焼いた直後の溶接箇所は銀色っぽい色になってるのですが、この状態は非常に高温なので触ると100%火傷します。
なので、溶接後は配管の色が黒くなるまで一切触らないことが重要です。焼きたての状態では銀色っぽく見えますが、黒くなるまでは固まっていません。
黒くなるまでの間に鏡を使って裏面を確認し、ピンホールや漏れがないか確認します。
すべて黒くなったら濡れたタオルでしっかり冷やし、
断熱材を元に戻し、バイツテープで固定したら施工は完了です。
最後に、配管の長さが適切であることを確認し、施工が長期間中断する場合は、配管の内部にゴミが入らないようしっかり養生して、配管が邪魔にならないようまとめておくと良いでしょう。
エアコン配管の溶接まとめ
いかがでしたでしょうか?
エアコン工事における溶接で特に大切なことは、
- とにかく焼きやすい位置を意識する。
- ジョイント部分は手を離しても負荷がかからない位置にする
- 溶接部分が黒くなるまで絶対に触らない
という3点を気をつければ、あとは道具を揃えて何回か練習すれば溶接が簡単にできるようになるでしょう。
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