今回のエアコン取り付けは、戸建ての2階にエアコンの室内機を設置して、室外機を1階に設置する「立ち下ろし」と言われるパターンの解説を記事にしました。
立ちおろしといった高所での作業は、効率と安全性を両立させるための工夫が欠かせません。
多くの業者が経験を積んで身につける技術と、作業効率が劇的に向上するだけでなく、安全面でのリスク管理にも優れている裏技を、この記事で特別に詳しく解説していきます。
戸建て、右直、2階おろし、カバー流用
エアコン取り付け 立ち下ろし作業の平均単価
2階降ろしは高所作業のため、危険も伴いますが、その分高単価になりやすいです。
エアコンの取り付けで、2階降ろしで平均的な費用は、「標準工事費用」に加えて「配管延長数m分」「高所はしご作業費用」がプラスされ、1工事あたりの平均単価(売上)は、約28,000円〜35,000円程度が目安になるでしょう。
これに室外カバーや室内カバーがプラスされれば、もっと大きな単価になります。
「私は◯◯◯円でやってます!」という意見がありましたら、ぜひコメントで教えて下さい。
2階下ろしの注意点
今回解説する現場は、一般的な住宅の右直の2階おろしです。スペースも広くて、やりやすい環境の2階下ろしという感じです。
必要な道具の準備が整ったら、2階おろしで気を付けるべきポイントをいくつか紹介します。
脚立やスライダーを使わない時は地面に寝かせておく
特に1人で作業している場合や、その場を離れる場合には、脚立やスライダーは必ず寝かせておくようにしています。
壁に立て掛けたくなりがちですが、万が一、中で作業をしているうちに、風が吹いて倒れるとお客様の家を傷つけたり壊すと大変なので、そうならないようにスライダーの置き方は徹底しています。
配管・ドレン・VAの長さの測り方
1階で配管を事前に切ってから、2階へ持って上がるのでざっと長さを計測します。
今回は「右直」なので、室内側で必要な配管はありません。なので外部の方から計測していきます。
長さは既存の室外カバーをざっと見て、2mのカバーが2つ(白とブラウン)と、1m程にカットされたカバー(ブラウン)が1つ繋がっていたので、カバー内の長さが約5メートルあれば届くかなという感じです。
更にそこから室外機を繋ぐまでの長さが必要なので、室外機を置く場所をイメージして、その分の長さを切って持って上がります。
今回は新品の配管(20m)を用意しました。メーカーにもよりますが、配管の横に上記の画像のような感じで「◯◯M」と保温材に長さがプリントされています(今回のは因幡の配管)
それを頼りに、必要な長さを出していって、配管をカットします。
今回は2分3分が6.5m、ドレンも6.5m、VAを6.5〜7mくらいでカットしました。
(※必要な長さは現場によって変わります)
事前に配管をカットして持って上がる理由
最近は資材の高騰が著しいので、職人によっては「配管を無駄にしないために、新品のまま持って上がったほうがロスが出なくていい」という人も居ると思いますが、僕は2階おろしの場合はそれは推奨していません。
事前にカットする場合、多少ロスが出ることが多いので、もったいないと感じるのですが、配管の節約の為に切らずに持って上がろうとすると、配管を入れる為に1回余分にスライダーを登らないといけなくなります。
つまり、危険な作業が1つ増えるということです。
なので、2階おろしなどハシゴ作業が発生する場合は、危険作業を1つでも減らすことを意識しているので、今回のように事前にカットして持って上がるようにしています。
室内機の取り付け
2階に必要な資材と道具と脚立を持って上がり、いつも通りエアコン室内機取り付け前の準備作業に入ります。
エアコン取り付け前の準備
段ボールをカットして、ゴミ箱を作って、養生を剥がしてアース線・VAの接続などを行います。
青い養生のテープもこの時点で全て剥がしておきます。これは後に残しておいても、どちらにしても剥がさないといけないものなので、出来ることをその場で全部やっておきます。
僕の場合は、サイドカバーも外せる機種のものはこの時点で全て外しておきます。
先にサイドカバーを外しておくことのメリットは、
- 室内機を掛けた時に電源線の調整がしやすくなる。
- 背板と爪の間に線が引っ掛かった場合も簡単に外せる。
※三菱の場合は特に爪が外しにくので外しておくと後々楽になります。
などがあります。
室内機の取り付けは、一般的な右直と同じです。
アースは輪っかを作って接続して、VVFはしっかり奥まで差してから蓋をします。ここの流れはどのエアコンでも一緒ですね。
ここまで準備が出来たら背板を付けていきます。
背板の取り付け
今回の場合、横のスペースがやや狭かったのですが、前に取り付けていたエアコンの跡が僅かに残っているので、それを隠してあげようという意識でやりました。
入隅に寄せすぎると後々の使い勝手に影響するので、穴の位置次第にはなりますがスケールで測りながら程よい位置に調整します。
あとは、室内機を取り付けた後にスリーブ(穴)が見えないように高さも調整します。
今回の現場は、以前に取り付けられていたエアコンの下穴が残っていて、今回開けた穴が分かりやすい様に、赤ペンでマークを付けておきました。
下地が居なかったので、インパクトでボードアンカーを打つための下穴を開けてボードアンカーを取り付けていきます。
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